
B&Bプレート
(WEDGWOOD、1880年)

トング(純銀製)
(William Abdy I, London, c1760)

ケーキサーバー(純銀製)
(1933年、コペンハーゲン製)
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(上)アップルスクェアー/(下)アップルヨーグルトケーキ
イギリス人の最も好きなフルーツはリンゴと云えましょう。私が数年を過ごした田舎の街の話ですが、公園、学校の庭や下宿の庭、どこに行ってもリンゴの木がたくさんありました。5月になると真っ白なリンゴの花盛り。リンゴの花の下でピクニックをよくしたものでした。
イギリスの家庭菓子はリンゴを使ったものが多く、それで本が1冊できる程です。今回は2点御紹介いたします。

『アップルスクエアー』
(27×18×3.5cmのベーキングトレイ1個分)
(A)
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薄力粉 170
g |
ベーキングパウダー
小さじ2 |
無塩バター 85 g |
きびざとう 100 g(ふるう) |
卵 2個 |
紅玉りんご 小さめ1個(正味150 g:皮と心を除く)
―皮をむいて5ミリ角切り。乾いた布巾にのせ30分程干す。 |
牛乳 大さじ3〜4 |
茶色のザラメ 大さじ3 |

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オーブンは200℃にセットする。 |
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ベーキングトレイの内側にサラダ油をぬり、底にオーブンペーパーを敷く。 |
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ボウルに(A)をふるい入れる。粉の中にバターを入れ、バターカッターで切り混ぜる。リンゴを加え、スプーンで混ぜる。砂糖を加え混ぜる。 |
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割りほぐした卵を加え、更に混ぜ、固いようなら牛乳を加える。 |
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型に流し、オーブン(下から2段目)に入れ、12分間焼く。
ザラメをふり、更に10分焼く。焼き上がったら金網にとって冷まし、5cm角に切る。 |

『アップルヨーグルトケーキ』
(直径24cm、高さ3.5cmのパイレックス皿1個分)
紅玉りんご 1/2 個(正味130 g:皮と心を除く) |
(A)
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レモン 1/4
個 |
シナモン 小さじ1/2 |
ナツメグ 小さじ1/4 |
さとう 大さじ2 |
卵 2個 |
さとう 80 g |
サラダ油 1/2カップ |
プレーンヨーグルト 1カップ |
レモン汁 1/4 個分 |
薄力粉 100 g |
ベーキングパウダー 小さじ2.5 |
はちみつ 大さじ3 |
サラダ油 |

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オーブンは200℃にセットする。 |
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薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。 |
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りんごは皮と芯を取り、3ミリ程の薄切りにし、(A)を振りかけ、混ぜ合わせておく。 |
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ボウルに卵を入れて、泡立器で混ぜ、さとう、サラダ油、ヨーグルト、レモン汁の順に加え、よく混ぜる。 |
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3に1の粉を入れ、スプーンでよく混ぜる。 |
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ベーキング皿の内側にサラダ油をたっぷりと塗り、4のケーキ種の半量を流し、りんごを並べ上に残りの半量を流す。
200℃のオーブンで40分間、きつね色の焼き色がつくまで焼く。
はちみつを添えて供する。 |

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