2010/2/27
『アンティークシルバー物語』(主婦の友社)の発刊を記念して、本書に登場する様々な人物像を描いて下さった宇野亜喜良さんの原画展を、開催致します。
会場:英国骨董おおはら店内。
日時:3月3日(水)〜14日(日)、10:00〜17:30
備考:月&火は定休日
この間、弊店は、画廊に変身します。というよりも、銀器を背景に、宇野亜喜良さんのイラストレーションが浮き上がるという、他に例を見ない、ユニークな視覚空間がそこに誕生するはずです。

10日間限定の、特別な催し。銀器の歴史を語った物語に登場する主人公たちの絵が、アンティークシルバーを背景に飾られるという面白さ。既に本をお読み下さった方でしたら、「原画」の迫力にビックリなさることと思います。
本の著者である私自身でさえ、宇野亜喜良さんの原画を見て、驚くことばかりでした。いかに高い技術で印刷されていても、手触りのある素材感と立体感を、印刷で再現することは、まずできません。その意味では、印刷と原画の違いを間近に実感することのできる、またとない機会ともいえそうです。

原画を見てはじめて、長いキャリアを持つ宇野亜喜良さんが、なぜ今も時代の最前線を駆け続けることができるのか、その秘密が少し見えてくるような気がします。
開店19周年。20年まであと一歩を記念して、「英国骨董おおはら」がお送りする、特別展覧会です。皆様のご来店を心より、お待ち申し上げます。

英国骨董おおはら店主 大原千晴
2010/2/27

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『アンティークシルバー物語』大原千晴
主婦の友社、定価 \2,100-、10月23日発売
イラスト:宇野亞喜良、写真:澤崎信孝
ここには、18人の実在の人物たちの、様々な人生の断面が描かれています。この18人を通して、銀器と食卓の歴史を語る。とてもユニークな一冊です。
本書の大きな魅力は、宇野亞喜良さんの素晴らしいイラストレーションにあります。18枚の肖像画と表紙の帯そしてカトリーヌ・ド・メディシスの1564年の宴席をイメージとして描いて頂いたものが1枚で、計20枚。
私の書いた人物の物語を読んで、宇野亞喜良さんの絵を目にすると、そこに人物の息遣いが聞こえてくるほどです。来年弥生三月、弊店にてそのすべてを展示する原画展を開催する方向で、準備を開始したところです。

2009/11/23

■講座のご案内
2010年も、様々な場所で少しずつ異なるテーマでお話させて頂く機会があります。また、この4月号から新たに
大修館書店発行の月刊『英語教育』での連載が2年目に入ります。欧州の食世界をさまざまな視点から読み解きます。ぜひ、ご一読を。
というわけで、エッセイもカルチャーでのお話も、
「ヨーロッパの食卓の歴史的な変遷を、これまでにない視点から、探訪する。」が基本です。
歴史の不思議な糸で結ばれた、様々な出来事の連なりをたぐり寄せてみる。そんな連なりの中から、食卓という世界を通して見えてくる、人々の社会と暮らしの面白さ。これについてお話してみたい。常にそう考えています。
詳しくは→こちらへ。
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