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大原千晴

名画の食卓を読み解く

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絵画に秘められた食の歴史

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「コラージ」2月号

卓上のきら星たち

連載55回

干乾びたパンと古オリーブ油

 

不定期連載『銀のつぶやき』 大原千晴
第147回 「英国骨董おおはら」閉店のご挨拶

 
 

 

 
2016/03/01

 

 『英国骨董おおはら』 2016年3月3日 閉店のご挨拶

 

謹啓

『英国骨董おおはら』は、2016年3月3日、創業満25周年を迎えました。 これもひとえに、お客様から長年に渡ってご愛顧を賜ることができたお陰と感謝あるのみ。

開店当初「早ければ1年、長くて3年持てば上等でしょ」と広く噂されていたとか。
それが、25年! 
草葉の陰から亡き母が「楽しい25年間だったね」と微笑みながら語る声が聞こえてきます。 その母と2人、ロンドンで2年間弱、開店の準備に走り回った日々がなつかしい。 この準備期間を含めれば、骨董銀器商として仕事を始めて、すでに27年目。

一方、店舗としている建物は築35年。各所で老朽化が目立ち始めました。 そこで思い切って本格的なリフォームを行うことに。 では店舗部分をどうデザインすべきか。 これを考え始めた時、以前から心の奥底でもやもやと漂っていた思いが 一気に表面に浮かび上がってきました。

店の運営に縛り付けられることなく、より自由に活動し、自身を鍛え直したい。この思いが凝縮化されて、天啓のように次の言葉が聞こえてきました。

「創業25周年をひと区切りとして、新しい人生をスタートせよ!」

 

この内面の声に背中を押される形で、決断しました。

『英国骨董おおはら』の店舗としての営業は、3月3日をもって終止符を打つ。今後はリフォームされた住居を拠点として、次なる人生のステージに向けて跳躍を試みる。
四半世紀ぶりに、新たな世界に向けて飛び出してみよう、そう心に決めました。

これまでご愛顧を賜りましたすべてのお客様、
弊店を広くご紹介賜りましたメディア関係者の皆様、
弊店で働いて下さいました従業員各位、
そして、弊店の運営にご協力を賜りました多くの皆様に対しまして、
心より御礼を申し上げます。

今後も、雑誌のエッセイや書籍、カルチャースクールでの講義を通して、 以前と変わりなく皆様にお目にかかる機会があるかと存じますので、 何とぞ宜しくお願い申し上げます。


25年間のご愛顧、誠にありがとうございました。

謹白

『英国骨董おおはら』店主 大原千晴

 

2016/03/01

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『アンティークシルバー物語』大原千晴
  主婦の友社     定価 \2,100-

  イラスト:宇野亞喜良、写真:澤崎信孝

  

  

ここには、18人の実在の人物たちの、様々な人生の断面が描かれています。この18人を通して、銀器と食卓の歴史を語る。とてもユニークな一冊です。

本書の大きな魅力は、宇野亞喜良さんの素晴らしいイラストレーションにあります。18枚の肖像画と表紙の帯そしてカトリーヌ・ド・メディシスの1564年の宴席をイメージとして描いて頂いたものが1枚で、計20枚。

私の書いた人物の物語を読んで、宇野亞喜良さんの絵を目にすると、そこに人物の息遣いが聞こえてくるほどです。銀器をとおして過ぎ去った世界に遊んでみる。ひとときの夢をお楽しみ下さい。

2009/11/23

■講座のご案内

 2011年も、様々な場所で少しずつ異なるテーマでお話させて頂く機会があります。

「ヨーロッパの食卓の歴史的な変遷を、これまでにない視点から、探訪する。」が基本です。

 歴史の不思議な糸で結ばれた、様々な出来事の連なりをたぐり寄せてみる。そんな連なりの中から、食卓という世界を通して見えてくる、人々の社会と暮らしの面白さ。これについてお話してみたい。常にそう考えています。

詳しくは→こちらへ。